2018年05月08日

母の写真

 長い連休も終わりです。今年のゴールデンウィークは天気に恵まれて、絶好の行楽日和が続きましたが、私はほとんど家で過ごしました。やらなければと思いつつも普段出来なかったことが山ほどあるのです。
 その一つが亡き父母の遺品整理です。今回は写真を整理しましたが、整理すると言うよりも、その写真をじっくりと見てしまい、あまり整理が進まないうちに時間だけが過ぎていきました。父の写真は手つかずのまま、母の写真は、その半分も整理されずに連休が終わりました。母が残した写真を見ると、晩年の10年間ほどは、アメリカを始め国内も沖縄から北海道まで様々な所へ旅行していたことを再認識しました。
 旅行のどの写真にも笑顔の母が写っていました。母は若い時分、明日食べる米の心配までするような生活をしたこともあって苦労の連続、私は幼いながらも、そんな母親の姿を見て育った記憶があります。しかし晩年は、父の仕事も順調で、母は若い時に行けなかった色々な所への旅行三昧が出来ていた様子が、残された写真から窺い知ることが出来ました。母が生きている間に親孝行が出来なかった私ですが、楽しく幸せそうな母の旅行写真を見て、良かったと心から思いました。そんなことがあったからでしょうか。どんなストーリーだったのかも思い出せませんが、幸せそうな笑顔の母が夢の中に出て来たのです。連休最後の朝、私は、春の淡い眠りの中から満ち足りた気持ちで目覚めました。
posted by nikki at 08:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月14日

国民の為に

 国会議員の方々は、よく「国民の皆様の為に云々」と言いますが、本当に国民のことを考え行動しているのだろうかと疑問に感じます。この国が今どのような状況に置かれているのか、日本にとって本当に大切な事は何なのか。この国が安定してこそ国民の為となるのだと思います。あの方々の国民とは、どのような人達を言っているのでしょうか。私利私欲を超え、本当に国民の目線に立っているのでしょうか。言葉の端々をいじっているような政争そして権力闘争、その具として軽々しく「国民の為」という言葉を使って欲しくないと切に思うのです。
posted by nikki at 04:55| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月21日

そっと咲く

 明治通り沿いの植え込みに、金糸梅が咲いていました。そして新橋のレンガ通りの植栽にも。きっと彼方此方で、この黄金色の小花が花開いていることでしょう。何時の間にか蕾を付け、暖かな日差しにその蕾を膨らませ、幾つもの花を咲かせた金糸梅は、可憐で慎み深い面持ちで一輪一輪そっと咲き、そして静かに花びらを散らすのでしょう。
posted by nikki at 09:08| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月28日

白十字

 知り合いに、白十字って知っている?と聞きました。その知り合いは「赤十字なら知っているけれど白十字は知らない」と答えました。
 また別の若い知り合いに、白十字って知っている?と聞きますと、「知っているよ」と答えてくれました。しかし次がいけません。「あの包帯やガーゼ等を製造している会社でしょう」
 いえいえ、違います。私が言っている白十字は、新宿にあった洋菓子店兼喫茶店なのです。今、ビックロがある場所は以前、三越デパートだったと記憶していますが、その裏手に白十字という純喫茶があったのです。大学時代、新宿に出た時は友達とよくそこに行ったものです。しかし今は、その白十字はなくなってしまいました。でも昔の建物をそのまま活用して、別な喫茶店になっています。多分そうだと思います。最近、その店に入ったことがあります。うっすらとした記憶の中にある店内と、あまり変わっていないように思いましたが、何かが違うのです。それは、年老いて過去のものを懐かしむ感覚と若い時分の何をやっても心浮き立つような感覚の違いなのかも知れません。
 青春時代の辛かったことも、切なかったことも、憤ったことも全て記憶の彼方へと遠ざかり、今では泣きたいくらい懐かしいのです。
posted by nikki at 07:05| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする