2019年12月02日

社会を育てる

 今、企業では30代・40代が不足していると聞きます。大小の関係なく企業は、30代・40代の人材を求めています。しかし、その人材は、直ぐに役に立つ人材でなければいけないのです。つまるところ、他人が育て上げた人材を都合良く取り入れたいという考えです。
本来、自社を支えるそれらの大きな力は、自分達で育て上げるべきなのです。今、有能な力を持っている30代・40代の人達が、就職も出来ず、また非正規で埋もれています。定年が延びている現在。今からでも、決して遅くありません。埋もれている30代・40代を自社で育ててください。就職氷河期を経験し就職にも付けずに、今まで日の目を見ずに辛酸をなめてきた苦労人の30代・40代の彼等・彼女等は、会社の大切さを充分に知っているはずです。今まで、良い思いをしてきてヘッドハンティング等と言って、条件の良い会社に転職するような人達とは、会社に対する違った価値観を持って働いてくれるでしょう。
 社会を育てると言うことは、自ら人材を育てると言うことではないでしょうか。30代・40代の人達は、まだまだ育つのです。
 30代・40代の人達の多くが安定してこそ、より良い社会、より良い日本になるのではないでしょうか。
posted by nikki at 13:32| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月09日

温もりの光景

 先達ての帰宅ラッシュの電車の中でのことでした。
 様子の良い60代前半と覚しき方が、立っている私の一つ斜め前のシートに座って、文庫本を読んでいました。その男性が、熱心に読んでいた本から、なにげなく自分の前に立っている方に視線を向けた時、そこにお腹の大きな女性が立っているのに気付いた風でした。その男性は直ぐには、その妊婦さんに席を譲ることはしなかったのですが、程なく到着した駅で電車か止まった時、直ぐその女性に席を譲りました。混雑し動いている電車の中で席を替わることの危険性を避けた席譲りの行為は、スマートで気の行き届いたものでした。席を譲られた女性は、素直に感謝の言葉を口にして腰を下ろしました。立ったその男性は、何事もなかったように、また本を読み始めました。
 快速急行の電車は、間の駅を幾つも通過しながら走行していました。そして10分ほど過ぎたあたりに着いた駅で、男性が降りようとシートに背を向けた時でした。席を譲って貰った女性が男性のスーツの裾を少し引きました。男性が、振り向くと女性は深々と頭を下げていました。男性も会釈を返して電車を降りました。
 その次の駅で降りた私は、そんな温もりの光景を胸に帰路に着きました。
posted by nikki at 09:59| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする