2020年02月10日

お茶の知ったかぶり

 大寄せの茶会(多くの人にお茶を差し上げる茶会)で抹茶を飲もうとしている方に、「お茶碗を2つ回してから飲むのよ」等と注意している人を、時たま見掛けます。注意された方は萎縮され、美味しくお茶を飲めないのではないのかなと心配します。
 お茶碗を回すと言うことは、お茶碗の正面に口を付けて飲むのは恐れ多いから、正面をずらしてから口を付けるという意味があります。ゆかしい日本の心遣いだと思いますが、右に回すのか左に回すのか、何度で回すのかなどは、各々の流派によって微妙に違います。だから、絶対そうしなければならないと言う1つのやり方がある訳ではありません。知ったかぶりはいけません。お茶を飲む時の心得として、茶碗の正面に口を付けて飲まずに、少し正面をづらしてから飲むことが大切なのです。そして粗相のないように心掛けて美味しく頂ければ、それで充分なのです。
 一期一会のお茶会、人の気持ちを一番に大切にして美味しいお茶を差し上げたいものだと、お茶をやっている端くれとして、私は思うのです。
posted by nikki at 09:55| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする