2021年02月01日

有効求人倍率

 テレビやラジオ・新聞などでは「有効求人倍率」の数値で、景気の上昇や下降が云々されることがありますが、私は、これには甚だ疑問に感じます。株価の状況と実経済が連動していないのと同じように、有効求人倍率と実経済が連動しているとは言えないと思います。有効求人倍率には、正規も非正規も含まれます。契約社員や派遣社員そしてアルバイトやパートも含まれているのです。企業が必要な期間だけ、正社員よりも格安で働かせ、近い将来でさえ保障されていない状態で働かせ、用が済めば終わりという職業の求人が幾ら増えたからと言って、単純に良いとは言い切れません。人々が安定した就職が出来る求人倍率は、正社員の募集数と正社員の希望数で、計算するべきだと思います。
 私達は、今の算出方法による「有効求人倍率」が1を越えたからと言って、喜んではいられないのです。政府には、国民の就職状況を、もっと国民の生活に直結した数値で、判断して貰いたいものです。
posted by nikki at 06:59| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月08日

覆水盆に返らず

 釣で有名な太公望、若い時は貧しく地位もなかった。そんな夫に離縁を迫り離れていった元妻が、出世した太公望に復縁を求めてきた時、彼は盆に水を入れて零し、この零れた水を、また盆に戻すことが出来たなら再婚しようと言ったという故事からきたのが、この言葉です。離縁した夫婦の仲は元に戻らないという意味で使われます。また、一度なしたことや発言した言葉は、リセットし直し消去することは出来ないという意味にも使われています。
 人間は、大小様々な過ちを繰り返して生きています。だからこそ、やり直しが利く社会でありたいものです。しかし、やったことや発言したことは事実であることを忘れてはなりません。忘れないからこそ、挽回できるのだと思うのです。
 失言会見で、「言った言葉を撤回する」と言っていた方がいましたが、一度発した言葉は、正に「覆水盆に返らず」です。ただ一つ、これから生きて行く中で、撤回に近づける行いをしていくしかないのではないでしょうか。
 このことは、翻って見れば、失言の多い自分への戒めでもあるのです。
posted by nikki at 08:56| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月14日

バレンタイン

 私が、バレンタインというものを初めて知ったのは、中学一年の時でした。
 あれは、2月13日だったこと、そして今年と同様に土曜日だったことも、しっかり覚えています。  昔の学校は、土曜日も午前中に授業がありました。土曜日の放課後、ただの友達同士の女の子が、突然、私に50円玉を差し出したのです。なんだろうと思っている私に、彼女がこう言いました。
「明日、バレンタインだから、50円あげる。この50円でチョコレート買って食べて」
 そう言われても、何故チョコレートを、この50円で買って食べなければならないのか、私には全く分かりませんでした。そんな私の様子を見て、いらいらしながらその女の子が言いました。
「明日は2月14日。2月14日はバレンタインの日なの。女子から男子にチョコをあげる日なの。そのぐらいのこと知っておきなさいよ。明日、日曜だから、会えないでしょう。だから、この50円で、チョコを買って食べなさい」
 とかなんとか上から目線で言うと、その女の子は、さっさと背を向け、とっとと帰って行きました。
 何のことやらさっぱり分かりませんでしたが、しっかり50円玉を握って、私は一人で家に帰りました。その50円でチョコを買って食べたのかどうか、そこの記憶は全くありません。バレンタインが近づくと、幼い頃の温かな私の記憶として、こんなことを思い出すのです。
posted by nikki at 11:26| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月22日

歳寒三友

 日本では「松竹梅」と言いますが、古来中国では松竹梅のことを「歳寒三友」と呼ぶとのことです。松と竹は、寒さに耐えて葉の色を変えることなく青々と、また梅は、寒さに耐えて美しく咲き、その香りも良いことから、こう呼ばれると聞き及んでいます。とすれば、松竹梅は、正に極寒の冬に相応しいのかも知れません。
 また、「歳寒三友」を、梅と竹そして水仙とする場合もあるそうです。
 日本では、松の代わりに水仙を入れる場合を、「松竹梅」と区別して「歳寒三友」と呼ぶのが良いのでしょうか。そのことを思い出して、先日、我が家の床の間に、水墨画の梅の絵の軸を掛け、竹一重切れの花入れに水仙を飾って、「歳寒三友」を揃えてみました。また一際の釣り合いが感じられました。
posted by nikki at 07:12| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする