2017年05月15日

能ヶ谷通信

青春の風


 昨日と打って変わって、今日は雨が上がり陽が高くなるに従い、空が気持ち良く晴れ渡りました。そんな午後の日差しを浴びて、久し振りに庭の落ち葉を拾い集めていた時、頬を撫でるように風が吹きました。正に薫風という心地良い微風でした。その風に誘われるようにして、私の胸の中に懐かしい思いが甦りました。それは具体的な思い出ではなく、青春の頃の漠然とした感性と言うようなもので、形容しがたい切ない甘味でした。落ち葉を拾い集める手を止めて、私はその感性に暫し身を任せました。
 青春の甘酸っぱい記憶は、もっと年老いても、きっと胸の片隅に存在し、一吹きのそっとした風によって、時折悩ましく甦るのかも知れません。
 その風は、過去から吹き寄せる『青春の風』とでも呼べば良いのでしょうか。


posted by nikki at 09:23| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする