2018年06月18日

雨傘

 数年前に、雨傘を買いました。ずっと以前から欲しい欲しいと思っていた傘です。それは宮内庁御用達の傘職人が作った傘で、生地は厚手のジャガード織りの黒、中棒は木製そして手元は寒竹で、親骨は勿論のこと露先や菊座まで気の行き届いた傘です。だから勿体なくて、以下のような条件が整った雨の日に使おうと決めていました。
 まず第1の条件は風のない日。第2は一日中雨が降っている日、なぜなら途中で雨が止んだりしたら、傘を何処かに置き忘れをしてしまうから。第3は、それなりにきちっとした身なりで出掛ける時。以上のような条件の雨降りの日はなかなか無く、数年、使わずにいました。
 先日やっと、それらの条件が整った日があり初めて件の傘を使いました。その大きくても軽い傘には黒のタッセルが付いていて、傘をさしている手元の寒竹に華やぎを添えていました。しかし、根が貧乏性に出来ている私ですから、その傘を持ち歩いていることに少し緊張しているようで、帰宅した時には、無事傘を壊さず無くさなかったことに大きく安堵している自分がいました。その時、5〜600円のビニール傘の方が気兼ねなく使えると思いました。しかも透明なビニール傘は、前方もしっかり確認できて便利だと心から思えるのでした。
posted by nikki at 06:26| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする