2018年10月22日

学園祭

 秋が深まるこの時期になると、毎年、甘美な郷愁を伴って大学時代の文化祭のことを思い出してしまいます。私の卒業した大学では『建学祭』と呼んでいて、11月3日を中心に開催されます。私は大学に入学してから直ぐ、『茶道研究会』という部に所属しました。その部は学園祭で茶会を開くのが大きな目標です。『茶道研究会』と言うと、女子学生が大半と思われる方もおいでになられるでしょうが、20人ほどの部の中で女子は4名、あとは全員男子学生でした。夏休みに五泊六日ほどの合宿を大山などの山寺で実施して、私たち1年生に薄茶平点前を徹底的に叩き込んでくれました。その成果を学園祭の茶会で披露するのです。10月に入ると部活動は茶会の準備に明け暮れます。そして、講義室に土や植木を持ち込んで茶庭を造り、そこで野点をイメージした茶会を開催しました。あの時の茶会が、今の私の一部を形造っていると言っても良いほどのインパクトのある活動でした。青春の大きな1頁は、年を重ねるに従って、より一層胸が切なくなるほどの美しい思い出になることを、この年齢になって初めて気が付くのです。
posted by nikki at 11:34| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする