2019年05月06日

マダムジュジュ

 JUJUという歌手がいます。彼女の「東京」という歌が好きです。親子だからこその行き違いや深い愛情を表現した秀作だと思います。
 先日、家内が懐かしい物を見付けてきたと言って、美顔クリームを買ってきました。それは、マダムジュジュという安価な下地クリームです。私が小さい頃、母が毎日使っていたクリームと名前は変わっていません。家内の母親も使っていたそうです。当時の箱や容器に付いていたラベルのデザインは、美人2人が向き合っているイラストだったと思いますが、今の絵柄は違っていました。容器の形も縦長だったのが、今は平たい形をしています。しかし、パッケージの色使いが昔を思い出させる藤色で、ほのぼのと懐かしいのです。中の容器を取り出して蓋を開けると、なんと香りは昔のままだと感じました。思わず手にとって手の甲に擦り付けてみると、若かりし頃の懐かしい母の使っていた化粧品の匂いそのものです。目を閉じると、在りし日の母の姿が目に浮かぶようで、胸が小さく震えました。形ある物で、亡き母を思い出すことは良くありますが、香りとなるとなかなかありません。そんな中、マダムジュジュは母の思い出がいっぱい詰まった香りでした。
 家内は、このごろ洗面台の鏡の前に、このクリームを置いて洗顔後に使っています。私も洗顔後、使わせて貰っています。その匂いを嗅ぐ度に、母に会えるような気がして懐かしくなるのです。きっと家内も母親を思い出しながら、丹念に顔に擦り込んでいるのではないかと思うのです。
posted by nikki at 14:05| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする