2020年04月20日

国産国消

 マスク不足が叫ばれる中、布製のマスク2枚が政府から、各世帯に支給され始めました。妊婦の方を対象に前から配布されていたマスクに、異物が入っていたり、汚れがあるなどのトラブルもある様ですが、全所帯にマスクが2枚配布されても役に立たないなどの批判的なニュースが大々的に報道される中、妊婦への前もってのマスク配布は、クレームがあってから初めて耳にすることでした。「アベノマスク」などと揶揄することが前面に出て、妊婦への事前マスク提供の報道はほとんど耳にしていないのではないでしょうか。小さなマスクと言われていますが、それで自分からコロナウイルスをまき散らすことが、少しでも押さえられるのなら、私はつべこべ言わずに貰っておきます。神棚に供えてからアベノマスクを使うなどと、人を馬鹿にしたようなことは言うものではありません。今回のコロナウイルスへの対応について、様々な政府批判がありますが、その人達は一体コロナウイルス対策にどのような役目や貢献を果たしているのでしょうか。批判だけなら、揶揄だけなら、誰にでも言えます。批判だけが先に立ち、前向きな意見には聞こえない物言いが目につきます。
 最近になってマスクがネットなどで出回ってきているようですが、その値段のなんと高いことか。以前は60枚で500円などというものが大半であり、1枚に換算すれば100円未満でしたが、今は1枚100円以上という状態です。理由は、完成品のマスクや国内でマスクを作るための不織布やワイヤー等の海外からの仕入れ値の高さだと言います。足元を見た便乗値上げも含まれているのでしょうが、反面、如何に以前から、海外の安い労働力を使ってきたのかと言うことにも目を向けるべきでしょう。経済優先、そろばん勘定優先で、発達途上と呼ばれる国の労働者を使って人件費を抑えることに汲々としてきた付けが、今現れているのだと思います。また国内の雇用状況を見るに、企業や会社、色々な業種で、人手がいらなくなった時に、即座に人減らしが出来るような方策を考え、派遣社員や契約社員としての雇用を促進し、また、臨時職員、アルバイト、パート等を何の保証もなく雇うなど、人件費削減を国を挙げて推し進めた結果、非正規労働者が増大し社会に大きな格差やひずみが出来上がってしまっています。仕事に見合った賃金を保証した雇用をしっかりと守らなければなりません。人を働かせると言うことは、その人の将来にわたる生活を考えてしなければなりません。敢えて極論を言えば、程度の違いこそあれ今の雇用は奴隷制度の延長線上にあるような気がしてなりません。現在のマスク不足は、今まで行ってきた海外の安い労働力の搾取から生まれた現象だと考えます。国の中で労力にあった賃金で物作りをし、妥当な値段で売買することが、ひいてはその国の経済の安定を支えるのだと思います。地産地消と言う言葉がありますが、正に国産国消です。生活必需品は、いざという時に国の中で対応できる仕組み作りを整えておくべきではないでしょうか。
posted by nikki at 06:26| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする