2020年11月30日

禁花(山茶花)

 下記のように『南坊録』覚書に禁花の項があります。
「花生(はないけ)にいけぬ花、狂哥(歌)に、 花入に入れざる花は、ちんちょうげ(沈丁花) 太山(みやま)しきみ(樒) けいとう(鶏頭)の花 女郎花 (おみなえし)ざくろ(柘榴) こうほね(河骨) 金銭(盞)花(きんせんか) せんれい花をも嫌う也けり」 (東洋文庫201「日本の茶書T」林屋辰三郎他著 平凡社1994年)
 匂いがきつい、色が毒々しい、棘がある、名前など諸々の理由から、茶席には飾らない方が良いとされる花を教えています。
山茶花(さざんか)も禁花として扱う方もいます。理由としては、名前に「茶」の字が入っているからとか言われていますが、名前は人間が勝手に付けたもので、花そのものには何の拘りもないはずです。垣根の山茶花がまだ咲かない時に、膨らんで今にも咲きそうな山茶花の一番花を、私は、茶席に飾ることがあります。椿にはない人懐(ひとなつ)っこさがあるように感じ、席が和むような気がします。
posted by nikki at 11:35| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする