2021年02月08日

覆水盆に返らず

 釣で有名な太公望、若い時は貧しく地位もなかった。そんな夫に離縁を迫り離れていった元妻が、出世した太公望に復縁を求めてきた時、彼は盆に水を入れて零し、この零れた水を、また盆に戻すことが出来たなら再婚しようと言ったという故事からきたのが、この言葉です。離縁した夫婦の仲は元に戻らないという意味で使われます。また、一度なしたことや発言した言葉は、リセットし直し消去することは出来ないという意味にも使われています。
 人間は、大小様々な過ちを繰り返して生きています。だからこそ、やり直しが利く社会でありたいものです。しかし、やったことや発言したことは事実であることを忘れてはなりません。忘れないからこそ、挽回できるのだと思うのです。
 失言会見で、「言った言葉を撤回する」と言っていた方がいましたが、一度発した言葉は、正に「覆水盆に返らず」です。ただ一つ、これから生きて行く中で、撤回に近づける行いをしていくしかないのではないでしょうか。
 このことは、翻って見れば、失言の多い自分への戒めでもあるのです。
posted by nikki at 08:56| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする