2021年03月21日

連翹(レンギョウ)

 連翹の花の私の連想は、桜の木の下に咲くイメージです。
 大学時代に過ごした一画に桜の大木が数本並んで植えられている所があり、春になると、その満開の薄紅色の桜の下に、鮮やかで少し照りのある連翹の花が、まるで、桜と美を競うが如くに咲き連なっている光景を、今でも鮮やかに思い出されます。余りの美しさに立ち止まって見ている学生の私に、近所のおじさんが声を掛けてくれて、こう言いました。
「桜も綺麗だが、ギョレンも綺麗だろう」  ギョレン?そう訝しく思っていると「この黄色い花だよ」と教えてくれたのです。連翹のことを東京ではギョレンというのだろうと思いました。しかし、調べてみても連翹のことをギョレンと言うとは、何処にもないのです。あのおじさん連翹を反対から読んで誤って覚えているのだろうと結論づけました。  後日、何気なく辞書を引いていると、御殿などに掛ける簾のことを「御簾(ギョレン)」と呼ぶと言うことが分かりました。遠くから見れば「御簾」にも見えるかも知れないと思い、小さく微笑みました。
posted by nikki at 16:02| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする