2017年11月06日

毀誉褒貶

 とかく、他人の事を様々に言うのが人間です。褒められることもあれば貶されることもあります。また、蔭で嘘もひっくるめて様々な噂も流されます。中には悪意に満ちた嘘もあるでしょう。そんなことにいちいち心を煩わせることなかれ、毀誉褒貶は他人の主張だと、かの勝海舟が話したと何処かで聞きました。その通りだと、私は常々思っています。正に『人の口に戸は立てられぬ』です。
 自分の中に悪意も悪事もなければ、他人様の主張に惑わされることなく、自分の生き方を自分らしく貫くことこそが大切だと、この頃つくづくと思うのです。
posted by nikki at 07:27| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月29日

ヘブンアーティスト

 先日、上野恩賜公園の東京文化会館で友達と会い、昼食をとりながら1時間ほど楽しく談笑しました。その帰り道、友達と別れてから、御徒町に抜けようと公園内を歩いていると、様々な所でパフォーマンスが行われていました。道々、人だかりのする輪の中に入って彼等の芸を見させて貰いました。小松宮像の前では、透明な水晶玉と思もわれるもの4箇を掌で自在に操り、まるで手に吸い付いているように、また何かのパワーで動いているようなマジックと呼べばいいのでしょうか、また曲芸と呼べばいいのでしょうか、とにかく見事なパフォーマンスをやっていました。また五條天神社の前では、中国雑伎団の様々な仮面を瞬時に取り替える演技があり、目にも留まらぬ早業に吃驚しました。この世界の中では様々な芸や技術を懸命に磨いている人達がいることを改めて感じました。次の約束があるので、ゆっくりと見ることが出来なかったのが残念でしたが、彼等の一生懸命な姿に、自分もまだまだ漫然としていられないと励まされました。
posted by nikki at 15:50| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月23日

秋霖

 学生時代の私は、大学近くにあった工務店車庫の2階に住んでいました。長い廊下の突き当たりが小さな流しになっている二間続きの間取りの部屋でした。その部屋の窓辺に小さな机と椅子を置き、そこで食事をしたりお茶を飲んだりしていました。学校が休みで雨が降る日などは、日がな一日、その窓から軒から落ちてくる雨垂れを眺めて過ごしたことを今でも思い出します。今、書斎の窓から雨の降る里山の風景を眺めていると、学生時代のぼんやりとした幸福感に包まれた雨の日がしきりと思い出されます。青春の思い出は秋霖の中で、今も色褪せることなく私の胸を擽るのです。
posted by nikki at 09:23| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月16日

冷たい雨の中の花

 まだ10月だというのに、東京では気温が低く、冷たい雨が降る日が続いています。
 2階の書斎の窓から、ナエマと言うソフトピンクの蔓薔薇が雨に打たれて数輪咲いているのが見えました。薔薇は亡母の好きな花でしたから、棘がある花ですが私は仏前に飾ります。雨の中で濡れながら数輪の薔薇の花を切り取りました。同じナエマでも、春に比べて秋の花は色が濃く、香りも高いような気がします。特に冷たい雨の中に咲いた今日のナエマの花は、一段と色と香りが際立っているように感じました。その薔薇の花を仏前に供えながら、辛い時を経てこそ、人間も美しく生きられるのかも知れないと思いました。
posted by nikki at 15:17| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月09日

月に叢雲

 今年は真ん丸ではなかったのだそうですが、10月4日が中秋の名月でした。しかし、生憎の曇り空で、月を見ることが出来ませんでした。
 仕事帰りにお団子を買って帰ると妻に約束をしたのですが、月は見えずとも皆さん、お団子だけは食べると見えて、月見団子は全て売り切れでした。そこで月餅を買って帰りましたが、久し振りの月餅がまた美味しくて、妻とこれも良かったなと言いながら、番茶を飲みながら食べました。
 次の日の十六夜の月は、叢雲に隠れながらも時折雲間に顔を覗かせ、周りの雲を薄朱に染め上げ、夜空を慎ましやかに彩っていました。それがまた捨てがたい美しさでした。
posted by nikki at 17:19| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月02日

美しい雲

 爽やかな季節になりました。庭の草花は、ホトトギスや秋明菊など、ひっそりと咲く秋の花が主役です。バラの花は小さく咲きながらも、春よりも香り高く開いています。まるで、金木犀に同調するように。そして空を見上げれば夕陽に輝く美しい雲が、何かのドラマを語ってくれます。その物語に、私は暫し気持ちを傾けます。空高い秋の雲は、美しい物語を静かに緩やかに私に教えてくれるような気がします。
posted by nikki at 07:43| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月25日

秋の訪れ

 書斎の窓から、桜の木が間近に見えます。浅い春から本格的な春の訪れを告げてくれるのは、窓外の間近に見るその桜花。つぼみが膨らみやっと数輪開花、そして二分咲き、五分咲き八分咲き、満開。葉桜になる頃には、天地一家の春となり、様々な花が次々と妍を競うように咲きます。葉が茂る夏の陽盛りに、蝉を自らの樹皮に集め蝉時雨を降らすのも桜木です。冬、桜の裸木は寒々しい幹を凜と立て、私に冬という季節を確認させてくれます。
 今は秋。窓外に見える桜の葉は、赤味を帯びた黄色に色付きながら、一枚二枚と微風に舞い散り始めて、いよいよの秋の到来を、そっと私に告げてくれます。
posted by nikki at 07:36| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする