我が家から駅までの歩道に石垣沿いの道があります。道幅は狭く人が擦れ違える程度ですが、自転車もよく通ります。そんな時は石垣側に身を寄せます。その石垣には雑草が結構生えています。
昨日、帰宅して着替える時、ズボンの裾に盗人萩の種子が付いているのを見つけました。この萩は小さなピンクの花を咲かせる豆科の植物です。際だった主張もなく目立たない花です。しかし、その種子の殻の表面には、マジックテープのような無数の突起があり、衣服に付いて様々な所に運ばれ、種を増やして広める花です。たくましい生命力を感じます。
我が家の庭の隅っこにも、毎年、この盗人萩が芽を出して花を付けます。私が何処かで種子を服に付けて帰って来たものが根付いたのでしょう。こんな盗人萩もまた、我が家の庭に咲く愛おしい花の一つです。
2020年10月19日
2020年10月12日
ヘアピン状態
今回の台風も、やっと通り過ぎましたが、列島に長雨をもたらしました。東京も雨続きの日々でした。雨が降り出すまでは、金木犀の香りが我が家を包み、朝目覚めて窓を開けるのが楽しみでした。しかし、この長雨で金木犀の小花が一斉に散り、玄関までのアプローチや狭い庭を黄金色に染めました。それはそれで誠に美しい光景なのですが、肝心の香りが、例年になく短い期間で消えてしまいました。来年のこの時期まで、金木犀の香りはお預けとなります。ただ、今回の台風による甚大な被害が出なかったようで、ホッとしています。
それにしても、今回のような進路を辿った台風は、今までに記憶がありません。日本列島の太平洋側の関東沖に近付いた後、正にヘアピン状態で南に戻って行くとは。
正に、自然は予測不能です。だからこそ正確な情報と、万が一への備えが大切なのだと思います。
それにしても、今回のような進路を辿った台風は、今までに記憶がありません。日本列島の太平洋側の関東沖に近付いた後、正にヘアピン状態で南に戻って行くとは。
正に、自然は予測不能です。だからこそ正確な情報と、万が一への備えが大切なのだと思います。
2020年10月04日
2020年09月20日
2020年09月14日
一服
「一服差し上げましょうか」と言えば、薄茶を差し上げること。「一服もる」と言えば毒薬かも。そして「寝起きの一服」と言えば、たばこの事と思い浮かびます。
愛煙家の方々の肩身が段々狭くなっている今日この頃、家の前などでたばこを吸っている姿をよく見掛けます。家人には迷惑をかけていないのでしょうが、傍を通行する人には至って迷惑です。たばこを吸われることは、個人の嗜好で自由ですから、何とも申し上げませんが、副流煙には気を付けて頂きたいと思います。
朝方、気持ち良い空気を吸おうと庭に出ると、たばこの匂いが漂ってきました。お隣の方が外で吸っているたばこの副流煙でした。私は、早々に家の中に入りました。
愛煙家の皆様には、どうか副流煙に十分なお気遣いをお願いしたします。
愛煙家の方々の肩身が段々狭くなっている今日この頃、家の前などでたばこを吸っている姿をよく見掛けます。家人には迷惑をかけていないのでしょうが、傍を通行する人には至って迷惑です。たばこを吸われることは、個人の嗜好で自由ですから、何とも申し上げませんが、副流煙には気を付けて頂きたいと思います。
朝方、気持ち良い空気を吸おうと庭に出ると、たばこの匂いが漂ってきました。お隣の方が外で吸っているたばこの副流煙でした。私は、早々に家の中に入りました。
愛煙家の皆様には、どうか副流煙に十分なお気遣いをお願いしたします。
2020年09月07日
スゴイ!
雨や雪の日、寒かったり暑かったりする日は、地下道を歩くことで、そんな悪天候を回避することが出来ます。猛暑のこの頃の通勤には、新宿駅から新宿三丁目そして伊勢丹の所を左に曲がって明治通りの下に作られている地下道を利用しています。
先日のこと、花園神社の横にある出入り口に向かって歩いている時でした。大きな声で「スゴイ!、スゴイ!」と連呼している三歳ぐらいの女の子と擦れ違いました。女の子は、傍にいる両親に「スゴイ!、スゴイ!」と感動して話し掛けているのです。何が凄いのかと言うと、地下にこんなに立派な道路があることが女の子にとって、凄いことらしいのです。擦れ違う私は、その女の子の無邪気さに、思わず笑みが零れました。そして気付かされたのです。その地下道の凄いことに。なんの飾り気もない地下道ですが、幅も広く天井も高い。それが地下に伸びているのですから、凄いことなのです。寒さや暑さ、風雨や雪から守られて通行できることの凄さ。東京の地下には縦横無尽に地下鉄が走っています。暗いはずの地下に、きらびやかな街があるのです。心してしっかりと目を見開けば、地上に出ても凄いことだらけ。そんな凄いことに、感謝もせず当たり前だと思っていた不遜な自分だったことを、あの女の子が気付かせてくれたのです。
先日のこと、花園神社の横にある出入り口に向かって歩いている時でした。大きな声で「スゴイ!、スゴイ!」と連呼している三歳ぐらいの女の子と擦れ違いました。女の子は、傍にいる両親に「スゴイ!、スゴイ!」と感動して話し掛けているのです。何が凄いのかと言うと、地下にこんなに立派な道路があることが女の子にとって、凄いことらしいのです。擦れ違う私は、その女の子の無邪気さに、思わず笑みが零れました。そして気付かされたのです。その地下道の凄いことに。なんの飾り気もない地下道ですが、幅も広く天井も高い。それが地下に伸びているのですから、凄いことなのです。寒さや暑さ、風雨や雪から守られて通行できることの凄さ。東京の地下には縦横無尽に地下鉄が走っています。暗いはずの地下に、きらびやかな街があるのです。心してしっかりと目を見開けば、地上に出ても凄いことだらけ。そんな凄いことに、感謝もせず当たり前だと思っていた不遜な自分だったことを、あの女の子が気付かせてくれたのです。
2020年08月30日
プロンプター
私が校長をしていた時、始業式、卒業式、周年行事での式辞は、全てノー原稿で行いました。それぞれの期日が前々から決まっていますので、それに合わせて式辞の原稿を作成し時間を掛けて暗記し、当日本番は巻紙などを持たずノー原稿でお話ししました。
しかし、首相のような立場の方が、短期間に何度も報道関係者の前で広く話しをするということになれば、話しの内容を暗記できるわけもなく、また間違ったことも言えません。そう言う意味で、首相や各国の大統領などがプロンプターを使用することは悪いことではないと思います。
先日の安倍首相の辞任発表の折に、ある記者の方が、今日はプロンプターを使っていないのは何故ですかなどと質問していましたが、あの場の質問としては、内容が違うのではないかと思いました。もっと重要で必要な質問があるのではないかと思います。そして、もう一つ、その質問に意地の悪さも感じました。どんなときも、誰に対しても意地悪はいけません。そう思うのです。
しかし、首相のような立場の方が、短期間に何度も報道関係者の前で広く話しをするということになれば、話しの内容を暗記できるわけもなく、また間違ったことも言えません。そう言う意味で、首相や各国の大統領などがプロンプターを使用することは悪いことではないと思います。
先日の安倍首相の辞任発表の折に、ある記者の方が、今日はプロンプターを使っていないのは何故ですかなどと質問していましたが、あの場の質問としては、内容が違うのではないかと思いました。もっと重要で必要な質問があるのではないかと思います。そして、もう一つ、その質問に意地の悪さも感じました。どんなときも、誰に対しても意地悪はいけません。そう思うのです。