2020年03月09日

鳥の囀り、鳥の糞

 鳩や雀の囀りは、年中聞こえますが、春になると、他の鳥達の囀りも賑やかになります。我が家の庭にも雀や鳩をはじめ沢山の鳥たちが飛んできます。小鳥の囀りは、なかなか風情のあるものですが、鳥たちの糞には閉口しています。山茶花や金木犀の下木として植えられている躑躅やあおき、山吹や雪柳の葉や枝に白い糞が付着して景色を汚しています。またお正月に床の間に飾ろうと大事にしていた南天やあおきの実が、悉く鳥たちに食べられてしまいます。自然のこととて仕方ないと思うのですが、すぐ目の前に自称愛鳥家のおばさんがいて窓から少し出っ張った手すりの処に、感心にも毎日毎日、鳥の餌を出すのです。餌の時間になると大量の鳥たちが、どこからともなくやって来て、かしましいまでの鳴き声をたてながら、餌を啄み、その後に我が家の立木で一休みして行くのです。その時の糞が大変なのです。我が家以外でも、ご近所でも迷惑を被っているところがあります。ご近所愛よりも愛鳥なんですね。ご立派と言うより他ありません。
posted by nikki at 06:38| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月29日

一輪の花

 私が小さい頃、我が家族は借家住まいをしていました。二間ほどの間取りでした。借家といえども母は、常に部屋を綺麗に掃除し、整理整頓に努め精一杯飾りました。子ども心、こんなに綺麗にしている所など他にはないだろうなどと思ったものでした。突然に誰が来ても、恥ずかしくないように部屋を整えておきなさい。貧しい借家住まいの家に、誰が来るという訳ではないのですが、これが母の口癖でした。母は、部屋の中に生花を絶やしたことはありませんでした。その花は、決して値の張るものでも、種々取り合わせた豪華な花でもありませんが、季節季節の花を茶箪笥などの上に飾っていました。花一輪の時が、ほとんどだったように記憶しています。
 アイリスやストック、フリージア、そして金盞花など庶民的な花一輪を、狭い借家に飾ってくれた優しい亡き母のことが、春めいた今日この頃、思い出されます。
posted by nikki at 09:32| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月24日

雪の朝

 冬になると思い出すことがあります。それは、豪雪の津軽に住んでいた時のことです。
 キーンと冷えた冬の朝、サクサクという雪かきをするスコップの音で目が覚めました。昨夜来の雪も上がって、久し振りに白々と明ける朝でした。寝惚け眼を擦りながら、はたと気付きました。あの雪をかくスコップは父に間違いないということを。布団をはね除けて、服を着込み雪かきの身支度を調えて外に出ると、思っていたとおり、家族が寝ている間に膝までも積もっていた雪を父が額に汗しながら、丹念にかいていたのです。
「父さん、今日ぐらい雪かかなくて良いのに。俺がやるから」
 そう声を掛けた私に、父は笑顔で言ったのです。
「明日から、朝の雪かき頼むぞ」  その日、父は胃がんの摘出手術をするために入院することになっていたのです。今日、雪かきをしたからと言っても、また明日になれば、津軽には丈高く雪が降り積もるのです。しかし、そんな降り積もる雪から一日でも家族を守ろうとして、病を背負いながらも、雪かきをしてから入院しようと考えたのでしょう。それが家長としての役割でもあるという様に。
 父が死んでもうすぐ三十年にもなるけれど、あの雪の朝のことを思い出すと、今更のように父の有り難さに目頭が熱くなるのです。
posted by nikki at 10:06| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月16日

貯金通帳

 もう20年以上も前の話になりますが、銀行員の方から
「皆さんの大切なお金を預かって上げているのだから、預かり賃を貰わなければならない」
と言われたことがあります。その話を聞いた時には吃驚しました。皆の預けた金を運用して銀行は成り立っているのではないのかと思っていたからです。
 退職も間近となった頃、幾つかの銀行の方が何度も自宅に来て、退職金を我が銀行にお預けくださいと懇願されました。
 大分前の話になりますが、一つの銀行で一人何通かの通帳を作ることが出来ました。それを勧められたような記憶もあります。
 県外に転居するにあたって、今まで住んでいた地元の銀行で通帳解約をしようとした時でした。使わなくても良いので通帳だけでも持っていて欲しいと言われました。それは、十年ほど前の話です。
 昨今、経費削減とやらで、銀行は通帳を出来るだけ発行しない方向にあるとのニュースに触れて、時代も変わったのだろうが銀行も自身の都合優先姿勢だなと、つくづくと思いました。
posted by nikki at 15:43| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月10日

お茶の知ったかぶり

 大寄せの茶会(多くの人にお茶を差し上げる茶会)で抹茶を飲もうとしている方に、「お茶碗を2つ回してから飲むのよ」等と注意している人を、時たま見掛けます。注意された方は萎縮され、美味しくお茶を飲めないのではないのかなと心配します。
 お茶碗を回すと言うことは、お茶碗の正面に口を付けて飲むのは恐れ多いから、正面をずらしてから口を付けるという意味があります。ゆかしい日本の心遣いだと思いますが、右に回すのか左に回すのか、何度で回すのかなどは、各々の流派によって微妙に違います。だから、絶対そうしなければならないと言う1つのやり方がある訳ではありません。知ったかぶりはいけません。お茶を飲む時の心得として、茶碗の正面に口を付けて飲まずに、少し正面をづらしてから飲むことが大切なのです。そして粗相のないように心掛けて美味しく頂ければ、それで充分なのです。
 一期一会のお茶会、人の気持ちを一番に大切にして美味しいお茶を差し上げたいものだと、お茶をやっている端くれとして、私は思うのです。
posted by nikki at 09:55| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月03日

育児休暇

 昨今、男性も育児休暇を取る人が増えてきました。私の職場の男性も一人とっている方がいます。良いことだと思います。
 最近、或る著名な方も奥さんの出産に伴って、育休をとると宣言されていますが、その方の家では、ペットのお世話係まで頼んでいるという話しを小耳にしました。本当かどうか分かりませんが、もしそんな余裕があるとするならば、育休がパフォーマンスなのかと訝ってしまいます。勿論、奥さんの傍に寄り添って労ることも大切なことでしょう。しかし、世の中には、育児休暇を取るよりも、子どもを育てるために、家族を養うために休むことなく働かざるを得ない人達もいることは事実です。そのことを想像してみてください。パフォーマンスの育休よりも、立場を活用して、もっとやるべきことがあるように思えてなりません。
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2020年01月27日

後の風呂

 孫が小さい頃、毎週日曜日に孫を連れて息子夫婦が、我が家に遊びに来ました。談笑した後で、パパ(私の息子)と孫が一緒に風呂に入って、夕食を食べて帰って行くのが、恒例のことでした。
 確か孫が一歳にも満たない頃だったと思います。息子達夫婦と孫が帰った後、風呂に入ろうと思って湯船の蓋を開けると、太さが2センチほど、長さ3センチほどの茶色の物体がお湯の中にぷかぷかと浮いていました。何だろうと、よくよく見ると、それは何と孫のウンチだったのです。目に入れても痛くないほど可愛い孫とは言え、さすがにウンチをそのままにして湯船は入ることも事も出来ず、さりとてウンチをすくい上げた湯船に入ることなど出来るはずもありません。湯船の栓を抜いて、お湯を全て流しきり湯船を綺麗に洗ってから、また湯を張り直して入浴したことも、今になれば懐かしい思い出です。
posted by nikki at 09:48| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする