2019年01月28日

個性的な服装

 流行のファッションを追いかけている人は、既に流行に遅れている。流行(はや)ってから、その後を追いかけるからである。流行は一種の真似である。自分に似合うかどうかなど関係ない。つまり、流行は自分を中心とした服装ではなく、何処かで作り出されたもの。その人に似合うか似合わないかなど眼中にない。
 服装で大切なものは、流行よりも個性だと思う。個性は流行には関係がない。そして、時として流行の先端にもなり得る。流行を追いかけるよりも昔の装いをリメイクした方が、余程個性的。東京は個性的な服装に大らかな街。この年になって、私も随分と自由に服装を楽しんでいる。特に若い時分に来た服やズボンなど捨てられずに取ってあったものを、様々に活用している。財布にも優しい個性の演出だと自負しているこの頃である。
posted by nikki at 09:26| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月22日

前チャック

 先達ての朝のことです。大混雑の通勤電車でぎゅうぎゅうの人に押されながら立っていると、途中駅で前の座席に座っていた人が降り、珍しくシートに座ることが出来ました。皆さん着膨れしているので座るスペースが窮屈で、少し浅く腰掛けました。そして見るともなくふと前を見ると、丁度目の前に立つ、丈の短なコートを着ている男性の前チャック(ファスナー)が開いているのが見えたのです。彼はそんなことに気も付かず、スマホを見ています。このままで電車を降りて移動すると、チャックが開いているのに気が付かないまま、多くの人とすれ違うことになってしまいます。開いていることを教えたいのですが、声に出して伝えると回りの人達にも分かってしまいます。私も今までに何度も前チャックを開けたままで闊歩し、随分と後になってから気が付いて、一人顔から火が出るほど恥ずかしい思いをしたことがあります。ここは男同士の情け。なんとかこっそりと教えたいと思いました。
 私は、何時も鞄の中にメモ用紙とボールペンを入れています。座っているので、それらを取り出してメモすることは容易です。
「前チャックが開いています」
 電車の揺れの合間に、そう走り書きしたメモを、彼が持っているスマホの横に差し出しました。彼はすぐその紙切れのメモに気が付き受け取りました。私はすぐさま目を閉じました。彼が前チャックを閉める気配が伝わってきました。
 その男性は、三つほど駅を過ぎたあたりで電車を降りて行きました。私は電車が動き出してからそっと目を開けて、鞄から本を取り出して読み始めました。
posted by nikki at 10:01| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月14日

 23年前に亡くなった母親の夢を見ました。何を話したのか目覚めた時には、すっかり忘れていましたが、穏やかで優しい表情の母であることは確かに覚えていて、温かな気持ちになりました。
 母は生前、
「普段から身綺麗にしていなさい。死んだ後に皆さんの夢に出てくる時は、よそ行きの姿でなく日常の姿、普段着の恰好で出てくるからね」 と口癖のように話していました。
 そう言う母は、確かに普段からおしゃれな人でした。母は、家の中のいたるところに鏡を置いて、普段から身なりに注意を払う人でした。
 先日見た夢の中の母は、どんな恰好だったか漠然としていますが、おしゃれな日常の姿だったように思っています。
posted by nikki at 11:05| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月05日

図書カード

 今時の高齢者は、孫へのお年玉で四苦八苦しているようです。
 先日、駅前の書店に行った時のことです。レジの前に高校生らしきカップルがコミック本を十数冊買っていました。私はそのカップルの後ろに並びました。男の子が財布から十枚図書カードを出して、それで精算するらしいのです。女の子は、図書カード一杯持っているんだね誰から貰ったのと、男の子に聞いていました。おばあちゃんからのお年玉と男の子。へー、お金じゃないんだ。そうなんだよ、参考書でも買いなさいと言って渡された。その図書カードで、コミック買っていいの。ああ、参考書買ったと言っておくよ。けろりとしたものです。コミック本を買ったと正直に言えば良いと思うのですが。購入した冊数も多く、また千円の図書カードでの支払いなので、いちいちチェックしながらの会計に少し時間が掛かっていました。その内に私も入れて5人ほど、レジ待ちの客が並びました。男の子はその待ち客の列を見て、時間が掛かって悪いなあと呟くように言いました。それを聞いた女の子、待つの当たり前よ気にしない気にしない。考えさせられる光景でした。
 因みに、この男の子のおばあちゃんは、大事な年金から孫へお年玉をあげているのかも知れません。孫へのお年玉などなくてもいいのではと思うのですが…。因みに、私は孫にお年玉はやっていません。
posted by nikki at 07:53| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月24日

30代・40代を見捨てていませんか

 定年を過ぎた高齢者を雇い入れて働く場を提供しているところが多くなったと、喜んでいます。高齢者も喜んでいます。というような報道がなされています。しかし、高齢者の雇用は、パートや嘱託などの時間給がほとんどではないでしょうか。働きに見合った安定した仕事にはなっていないように思います。しかし、働く場があるだけで感謝しなければならないのでしょうか。
 新卒の売り手市場といわれ、早々と内定を決めている学生達が大勢います。良いことだと思いますが、今の会社や企業は若者を本気で育てているでしょうか。それにしても仕事が決まったことだけを喜べばいいのでしょうか。
 求人広告を見れば、福祉関係や保育関係の仕事、そしてパートやアルバイト、派遣や嘱託、契約社員のなんと多いこと。賃金や職場の環境、勤務条件の中身を見直さずに人手不足の仕事を外国人の低賃金労働で補おうとするご都合次第の政策。
 そして、就職氷河期に社会に出た今30代・40代の人材を見捨てている現実。政府は勿論、社会全体があまりにも多くの30代・40代を蔑ろにしています。この年代が安定しなければ、国力は廃れていくでしょう。今の社会全体がこの30代・40代をもっと活用するべきではないかと思うのです。
 30代・40代の彼等に働く場を提供することが、これからの日本を支える力になり得るのです。年齢による就職の穴を作ってはなりません。その穴が日本の発展の落とし穴になることを認識し、30代・40代にも安定した仕事をさせるような社会でなくてはいけないと思うこの頃です。
posted by nikki at 10:37| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月15日

国会議員会館

 先月、佐賀県に行って来ました。目的は、日本赤十字社の生みの親にして初代社長の佐野常民記念館を見学することでしたが、幕末、明治維新時の佐賀藩の偉業も知ることが出来ました。その佐賀藩の偉業は、当時の藩主鍋島直正の存在をなくして語ることが出来ないと思いました。鍋島直正候は、藩主となって藩の財政を立て直すために、役人を五分の一に削減したといいます。
 立ち返って、今日の日本国の財政難の折、参議院議員が6人も増えることに大きな違和感を感じます。衆議院にしても参議院にしても、国会議員が多過ぎます。極論を言えば半分でも多いかも知れません。更に国会議員にかかる経費も多過ぎます。無駄遣いとしか言いようがない支出内容がニュースになっています。そんな中で参議院が増えるために、議員会館に議員の部屋を3部屋つくり、その経費がなんと1億八千万円だというのです。この一億八千万円があれば、どれだけ多くの苦しい生活を強いられている人達が救われるでしょうか。こんな無駄遣いに仕事の時間を割く役人達もいるのです。国会議員や役人の彼等は心が痛まないのでしょうか。何の為に働き、何の為に頭を使っているのでしょうか。もう一度、国民のことを思いやって仕事をしているかどうか、議員も役人も自分の足元を見詰め直さなくてはならないのではないでしょうか。
posted by nikki at 15:51| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月11日

冬の鈴虫

 先達て12月だというのに全国的に温かく、首都圏でも25℃を超える夏日になった所もありました。私が住まう所も師走とは思えないような温かさで、日中は窓を開けていました。夕方、私の耳の底に美しく響くものがありました。まさかとは思いましたが、じっと耳を澄ますと、それは鈴虫の鳴き音だと分かりました。3日ほどすると気温は一気に下がり冬の寒さが到来しました。流石に、鈴虫の鳴き音は聞こえなくなってしまいました。鈴虫は、その寒さで儚い命が絶えてしまったのでしょう。今年の冬は、鈴虫たちに今一度の命の輝きを与えてから本来の寒さに戻ったのです。
posted by nikki at 09:54| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする